目尻の小じわを消す方法はまずはマッサージです。そして、保湿を行うことで、細胞膜内に水分を貯蔵できれば、肌にハリが戻ってきます。ところが細胞膜が痛んでいると、そもそも保水ができません。ハリも弾力もない肌、つまり小じわの誕生になります。こんなときはセラミドを配合した化粧水が有効です。 細胞膜を補強して水分を溜め込めるようにしましょう。美容成分には、コラーゲンやヒアルロン酸、プラセンタエキスなど、有効成分の入った美容液や化粧水があります。美白成分のハイドロキノンを配合している化粧品もあるので、くすみやシミの気になる方は使ってみるといいでしょう。 ただ、シミやクスミと違って、小じわの場合は、すぐには改善されません。汚れを落とすのとは違うからです。お肌のターンオーバーの期間は、２８日。つまり、新陳代謝によって１ヶ月くらいして新しい細胞が生まれてくるので、回復するのにそれくらいかかるということです。 加齢によっても肌質は衰えてきますし、紫外線によってもお肌は痛んできます。薄い衣服くらいなら紫外線は貫通してくるので、屋内にいるからといって安心できません。ＵＶカット剤や紫外線吸収剤を配合した日焼け止めクリームや紫外線予防の化粧品はお肌に負担をかけるので使う場合には注意が必要です。アンチエイジングには、どうしても紫外線対策を考えなければなりません。というのも、お肌の劣化は紫外線による影響が８割を占めているという説もあるくらいですから。 ファンデーションや日焼け止めクリームはよく洗い流すことです。クレンジング剤や洗顔時の洗顔石鹸の泡が残っていると毛穴に入って炎症を起こし、シミやくすみになることもあるので、すすぎはしっかりしてください。スキンケアをしたがためにお肌が劣化したのでは意味がありません。 小じわは目尻といわず額、顎、首筋、ほうれい線とうあらゆるところにできます。エイジングケアを意識していれば、少なくとも騒ぎ立てるのは防げるでしょう。ビンカン肌のように化粧品に対してお肌が弱いなら、無添加、ノンケミカル、自然派化粧品を選択してください。お肌への負担が軽くなり、目尻の小じわも次第に薄くなっていくでしょう。
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